物件の現地調査
現地調査のチェック
現地調査は一回だけでなく、何回も行いましょう。平日と休日、晴れの日と雨の日、昼と夜のそれぞれに分けて、現地に出かけてみましょう。そのとき、一度は家族全員が参加すること、また公共の交通機関を利用することも大切です。
また、現地の住宅地図、磁石、巻尺などの持参も必要です。チェックポイントは、「不動産の表示に関する公正競争規約」や「重要事項説明書」に記された項目が対象になります。
現地調査の重要なチェックポイントは以下のようなものです。
◆土地の状況
・ 境界は石や金属板などで表示されているか
・ 面積は表示どおりか
・ 現況はさら地か、建物などの工作物はあるかないか
・ 建物の敷地に供される土地であるかどうか
・ 傾斜地かどうか
・ 水はけ、排水の状況はどうか
・ 盛土を施した土地かどうか
・ 崖下、崖上の土地かどうか
◆各種設備の有無
・ 上下水道施設、ガス設備、汚物の処理方法
・ 道路の側溝などの排水施設、街路灯の整備状況
◆交通機関の状況と所要時間
・ 深夜の構内タクシーの状況
・ ラッシュ時の道路の混雑度
・ 最寄りの駅から通勤先、通学先までの所要時間
◆土地の環境
・ 採光、日照、方位、通風、静寂さ、快適さなどの他に、悪臭、騒音などの公害の有無も確認します
◆その他
・学校、病院、警察、郵便局、公園、役所などの公共施設、商店、スーパーなどの商業施設の場所を確認する必要があります。スーパーなどは開店、閉店時間、託児所は場所と利用できるかどうかを確認しておきましょう。